新しい年を迎えると、真新しい気持ちで、深呼吸すると、すうっとどんな一年になるのか
と予感がするのですが、それは匂いにちかくて、クンクン嗅ぐかんじ。
今年も良い出会いとともに、心に響いて創っていけますように。
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元日、
毎年恒例の初詣。元日お昼前は、正月の人混みのピークのちょうど隙間、+深々と降る雪
のほんの少しの間、雲間が晴れ青空から陽が差す時間。雪が眩しくて綺麗で雪解けの
せせらぎが耳に心地良くて、寒さもどこか温かです。
帰りには、何度も書いてますが絶品、名物の”栃餅/とちもち”をおみやげにしました。
2100年の大祭も無事過ぎたからか今年は不思議と神様も休んでいるような感じが
したのは気のせいかな。大晦日に乗って来たローカル列車は、今は一ノ宮までは行かず
今年は参拝者もかなり減ったそうです。それを聞いて私はふと思ったのだけど、きっと
神様は、ひと気をはらって力を養う時期に入ったのかもしれないなぁなんて。
冬のせいかこの山あいの町では、息を合わせるかのように、私が生まれる前からお世話に
なっていた方たちが旅立っていかれました。来る度に私におやつをくれた祖母の大の
仲良しや、親しいご近所さんたちです。家族も私も寂しい気持ちが拭えず、顔上げると、
生きてる自分に気付いたりして。みんな、自分のことより父の身体や周りのことを気遣っ
てくれていました。
家族でお節にお屠蘇、お雑煮も、こうしてまたみんなで迎えられて心から感謝するばかり
です。
二日、金沢21世紀美術館へ、オラファーエリアソンを。
私にとってsympatheticなアーティストの一人で、新年から彼の作品に出会えるなんて素敵。
元ICCの明貫さんと話していて、スパイシーに感じたのは、どこか日本サイズに収められた
感があってちょっと惜しい気がしたところ、きっと、もっと彼の作品の良さが伝わるはず!
と熱くなったりして、やっぱりこういうのは楽しい。
三日、これも恒例になりつつある山の温泉へ。吹雪を眺めつつ、私は生き返るここち。
今年は、東京に帰ってからがやっと始まりになった気がしました、不思議。
そしてちょうどに、benlly'sからは、お願いしておいたオーダーメイドの手帳カバーが
届いていました。
blog :gardenをごらんのみなさま 、
 新年、あけましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
今日は、1月11日、鏡開き。「静寂と色彩:月光のアンフラマンス」展も今日が最終日。
足をお運び頂いたみなさま、大変ありがとうございました。また、感想コメントやメール
を下さったみなさま、ありがとうございました。とても、元気が出て来て嬉しいです。
これからも、ひとつひとつを大切に、表現に躊躇うことなく、生きてゆきたいと思います。
みなさまにとって素敵な一年でありますように。
伴 美里より
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。。
。。。豪雪の実家+スタジオから、当たり前のように晴れている東京に戻りました、
   スタジオでのいろいろは、また後ほど。。
今年も一年頑張ったねと、振り返りつつ大掃除も早いうちから着々と進め、仕事道具や
資料などいろいろ片付けていくのがこの頃の楽しみ。忙しいのだけど、新しい出会いや
再会、こんなこともあったなと、ひとつひとつ思いを留めながらいるとあっという間に
時間が経ってしまいます。これがとてもいい時間。
そして、普段は忙しくてゆっくり会えない友人に会って近況報告など、それぞれの今を
見つめたり、どんな未来に向かおうかと、いろいろ楽しくて感謝する日々が続いています。
冬至には南瓜とゆずでしたのに、冬休みに入ったとたん、ずっと引いていなかった風邪を
しっかり引いてしまいました。キルフェボンのクリスマスケーキも効き目はなく、インフ
ルエンザではないのが幸い。まだ会いたい人も居るし、やる事がまだいろいろとあるので、
今日こそ生き返るぞと思っているのですが、どうやらもうちょっとリセットが必要なよう
です。
先日、小野田賢三さんとのイベントがありました。音楽は大好きなので、大変楽しみに
していました。小野田さんは、私の作品をうけてスピーカーを放射状に設置し、円形の
演出をして下さいました。会場に聞こえる音と、私のために事前に用意されプログラム
された音は互いに聞こえ合うことはなく、私は数分間、聴いて、まるで、お茶を頂くよう
な、一期一会なことのように感じられました。
後で小野田さんが明かしてくれた、delay(遅延) というキーワードとともに、私が「記憶」
という言葉を連想し、ほんの短い間のことですが、その2つを遺しコミュニケーションは
終了しました。
小野田さんの仕掛けた親密なコミュニケーションを、会場に居合わせた方はどのように
感じられたでしょうか?
小野田さん、来年1月のスイスでの展覧会にはGuenter Mueller氏が聞き手だそうです。
ゆっくりと遅れて、リセット中の私に思いがよぎるのでありました。
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>> ただいま発売中のBT美術手帳に「静寂と色彩:月光のアンフラマンス」展が
秋元康さんのページに掲載中。ゲストは藤原ヒロシさんです。
