今週は、あちらこちらでいろいろなイベントが目白押し!
ミッドタウンでも恒例のデザインタイドが始まります。そんな中、先週から引きつづき
MUJITokyo MidTown_MUJI BOOKSにてプチな20XX YARD SALEコーナが巡回中。
現在販売中のMUJI製品にカスタマイズしたもの++2点を新たに追加してきました。
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そのうちの一つをご紹介します。ここ数年、私の好きなドローイングシリーズの一つ
「 鉱石 」。↓こちらのタイトルは”Magnet”まさに、磁石。磁石を描いたものです。
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木製のスプーンとお菓子皿のセットです。ちなみに紅葉は東大のお庭から拝借しました。
あまり、人からの反応が薄いな〜なんて思っていた鉱石シリーズ、ズアン課のスズキさん
は銀座松坂屋で見てとても気に入ったそうで、さすが、ちょっと個性的です。私も好き。
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こちらは非売品ですが、同じく鉱石シリーズお気に入りでタイトルは ”garnet "ガーネット。
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MUJIのあるガレリアでは、細野さんがBGMを担当しているので、休憩もついつい長居して
しまいます。皆さん東京ミッドタウンにお越しの際は是非お立ち寄り下さい!
帰りに、アキコさんを誘ってH.P. DECOで開催中のASTIER de VILLATTEの展示へ。
アスティエは私の大好きな陶工のひとつです。伝統と新しさ、甘さと堅さのバランスが
絶妙です。彼らの作るものはどれをとってもチャーミングなので、絶対見たい!と
思っていたのです。『ゴミ箱と美術館』というタイトルもまさにエスプリ。
アッシュペーフランスは、一昨年、昨年と青参道アートフェアでたっぷりお世話に
なりました。今年もそろそろ始まる時期ですね。
そして、ちょうどNOWIDeAに立ち寄ると、フィンランドのデザインユニットKOKORO&
MOIとスペインのインテリア雑誌Apartamentoのローンチパーティでした。江口さんから
川村記念美術館に訪れた方からの素敵なコメントが聞けて、とっても嬉しい。
始動した、cafe aMouleアムール(本格ムール貝が食べられる!)ではなんとApartamento
のチームとコラボランチセッションだそうです。とっても楽しそう〜。私も今度は
しっかり、アントワープ気分でムール貝を食べに行きたいです。
過ごしやすい秋、クリエイティブな実りの季節皆さんも楽しんで!私は、制作制作っと。
MUJI BOOKS × MISATO BAN
20XX YARD SALE - 100 MUJI Things in My Room. -
「 20XX年9月、うちの庭でヤードセールを行います。」
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のためにカスタマイズしたMUJI製品たちが、次はMUJI東京ミッドタウンへ巡回。
MUJIBOOKSのコーナーにて展示販売中です。
ちょうど、外の芝生が広がるところからも入る事が出来て、直ぐ側のデッキでは青空の
下で皆さんお仕事の合間のランチのひとときを楽しんでいる様子、ヤードセール気分に
ぴったりです。
そして、MUJI東京ミッドタウンでは、ありがたい事に book ”100Things in My Room."
はすでに品切れ状態。すぐに補充をお願いしました。こうして皆さんの手に届いている
という実感が少しづつ感じられて、感動です。お近くにお越しの際は、是非ご覧下さい。
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MUJI東京ミッドタウン
2009年 10/20(火)~11/2(月)
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18日、
誘われて、原宿でnaomi & goroのライブに行きました。目を閉じて、溜まっていた
らしい疲れがフワフワと抜けて行くのが私だけではなく客席全体から見えました。
〜うっとりしていたら、あっという間に時間でダッシュ、銀座へ。
MUJIBOOKSの展示バトンタッチ、作家、小林エリカさんの展示がMUJI銀座松坂屋で
始まりました。お会いしたら絵みたいにカワイイ人なので吃驚しましたが、さらには、
彼女の向き合う事や、視野の広いのとてもいいなと思っていたのです、こんな方が
いるんですね〜素晴らしいです。働き者のヨタさんと気分は大盛況でした。
こういうのって一気にやって来るのか、本当に不思議。楽しく有意義な対話の連続。
19日、渡辺えつ子さんと乃木坂meeting。
最終日の松本陽子/野口里香さんの展示を拝見したりベラスケスしたりして、いーっぱい
聞きたい事、作品の事、彼女の先生だったリヒターのことお聞きしました。美里の作品
わかるよ〜って言って下さったのが嬉しくて、またヨーロッパ的な共通理解もあって
本音の本気な対話、お会いして2度目なのに、絵がわかるってことが格別なんです、
テレパシーを受け取るようなこと。「そんなの、普通の人には理解出来ないから」って。
ドイツの思慮深い構築的な作り方や見方、絵画史とか生き方とか籠を編むみたいに話して、
年上の創発な彼女に、創発な私が出会えたのはとっても有り難いことでした。そして、
いろいろ御馳走さまでした。何だか、真面目過ぎるようですが、meeting pointな日々で
また知恵熱が出そうです。
つづき...
今回いろいろとお話を聞かせて頂いた吉川静子さんと。
私の父よりも年上の彼女、その当時渡欧されて、国際デザイン会議のオーガナイザーを
されていた時に旦那様スイスグラフィックデザインの礎ともいわれる、ヨセフ・ミュー
ラー・ブロックマン<josef muller blockmann>さんに出会ったのだそうです。
ひとり東洋的背景とともにアーティストとしての道を切り開き、どれほど苦労があった事
でしょう。そんなこと微塵も感じさせない爽やかな表情とお話ぶりに私はとても勇気をも
らって、勝手に何だかバトンを受け取った気持ちでした。搬入の数日しばらくお会いして
いて、お別れがとても切なくなってしまいました。
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そして、エンマ・クンツの作品と。
絵をこんなふうに描いてみた事がある人ならわかるはず、これはextra ordinary です。
完全に計算されて作ったものと、何となく出来ちゃったもの、そのどちらでもないところ
という不思議な感覚。人ってそんな風になれるでしょうか?
ああ、ついついしゃべり過ぎてしまいます。生でどうぞご覧下さい。
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10日、フトシ君のオープニングへ清澄白河へ。
初めて見る彼の作品、フトシ君も好きだけど、切り絵も好きだったし、不思議ともっと
見たい気持ちにさせられました。ふむふむ。そして、ヨタさんと小林エリカさんに
お会いしました。かわいい。オリバーと東さんもお久しぶり、NYの話し聞きそびれた。
11日、
マブダチペルーが、お母様と川村に来てくれました。とってもとっても嬉しかった。
そして、電車の中またまた山ほど話す事だらけ報告とか相談事とか健康診断の結果から
最近読んでる本まで、どれだけ話せば気が済むのか。いつも本当にありがとうです感謝。
9日、
preview当日、台風のあと、眩しく澄み切った晴れの日。洗い流されたかのように嵐の後の
澱みのない空気が気持ちよくて、これもアンフラマンスな始まりなのかもと高鳴るかんじ。
もう慣れてきた佐倉への電車、特急を選ぶと40分で佐倉へ、時間通り美術館に到着する
とそこにはすでに、”100Things in My Room.”の制作メンバー福岡南央子さん、とスズキ
さんと。段取り抜群の二人はなぜかいつもgood timing。私にとってはエンジェルズです。
おかげで変なドキドキも融けていく感じ。小道の樹々のひんやりとした息づかいもとても
気持ちいいし、鳥たちもガーガーだし。
会場では、今回、作品をお貸し頂いた平松昭子さんに、お祝いのことばを頂きました。
FOILgalleryの鮫島さん、竹井正和社長とお会いしました。リトルモアの頃からよく見て
いた素敵な方。。とにかく嬉しいです。
展示をたっぷりゆっくり過ごし、福岡さんとスズキさん見終わる頃にはすっかり、word
 ”アンフラマンス”を使いこなしていました。「このへんちょっとアンフラマンス〜」
という具合に。面白いです私も真似してみたり。
その後参加アーティストの懇親会へ、ハイレッドセンターのセンター中西夏之さんや、
デュッセルドルフの渡辺えつ子さん、小野田さんキムテクサンさんや関係者の方
初めてお会いする方々、皆さん今回のキュレーターの鈴木尊志さんの展覧会への熱い思い
を述べたスピーチに拍手喝采でした。
宴もたけなわ解散した後も、いよいよディープな話しが続き、アーティストの背景にある
様々な思想やスタンス、精神性のわき上がるところについてなど、作品の裏側にある知性
の海に浸りはじめる頃、終電の時間になってしまいました。時間軸を超えて、ここには
書ききれないひとり一人の作家の方の人生を通して成してきたこと、それに至るまでの
こと、まだ、始まったばかりの私にはこれからを進むにあたってとても刺激になりました。
面白過ぎて、全く帰りたくありませんでしたが、縁があるならば必ずまた会えるはずと
思いその場を後に。
今回の展示、最近のTV番組のように全て字幕が入っているようなtoo muchな説明は
一切ありません、ゆったりとした空間で、作品から発せられるものをどうぞ触れて
みてください。おとぎ話のようにゆっくり向き合っていると、すっかり時間が過ぎて
いる事に気がつくでしょう。
6日、台風がやって来るザワザワな日。川村記念美術館へ作品を設置。
プロの美術班の方々が私の指示通り、丁寧にあっという間にセットしてくれます。
私はトンカチ一つ持たなくていいんです。なので、レイアウトに集中出来ると言う
このうえない幸せ。この日は小池さんや吉川静子さん、先日MOTで作品を見たばかり
の栗田宏一さんとお昼をご一緒しました。皆さん爽やかな方々で、ちょっとしたお話も
とっても楽しいです。初めての大勢のグループ展ですが、心地良い緊張感で無事終了。
待望の本邦初公開、スイスからエンマクンツのドローイングもじっくりみてきました。
その動線上に ” 100Things in My Room." の100枚があります。。
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そして、8日、徹夜明けで銀座へ。
MUJIBOOKS x MISATOBAN @銀座松坂屋にて行われた _20XX YARD SALE_
好評につき引き続きMUJIBOOKSのコーナーにて、手刺繍をした作品を販売すること
になりました。アンティーク同様にきちんと仕舞える布袋や箱も一つ一つ同じものは
ありません。自分が使うためにしていたことなので、全部で10品程度、数点ずつですが
喜んで頂ければ幸いです。
インストールは無事終了いよいよ次はお披露目です!
きのうは、十五夜、曇りで月見は出来ませんでしたがお月見だんごを、今日は晴れて、
ちょうどの満月。夜も明るい東京ですが、月の周りには大きな輪っかの虹がうっすら
見えました。次回の展覧会は、ちょうどこの「月」になぞらえたもの。今週末から、
私が参加するグループ展「色彩と静寂:月光のアンフラマンス」が始まります。
アンフラマンス_とは現代美術の父とも言われるマルセルデュシャンが晩年に残した
言葉。私には、なんだか ∞もしくは楕円のスパイラル、きつめのカーブを曲がる
感じがしています。
気持ちのよい秋に、川村記念美術館へ One Day Tripにどうぞ!
Exhibiton
" Stillness into Color: Inframince of Moonlight "
@ Kawamura Memorial Museum of Art (DIC Corporation) 
October 10, 2009 - January 11, 2010
→English
静寂と色彩:月光のアンフラマンス
2009年10月10日(土) - 2010年1月11日(月)
川村記念美術館、千葉
本展は、月光の静寂と色彩が宿る美術を求めて国内外の22作家による作品約100点を展示
し、時空を超えた様々な作品のなかに芸術の普遍性を探そうという試みです。
第一部では、月にまつわる静寂と色彩を切り口に中世以降の仏画や円山応挙などの日本
美術、あるいはイギリスの風景画のなかに自然の崇高性をご覧いただきます。第二部では、
自然学的とも言うべき独自の方法論によって創造され、深い精神性を見せる現代美術の
作品の魅力に迫ります。
詳細はこちら
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こんなところでお店広げちゃってという具合に、普通のディスプレイ台の上では緊張感で
触っちゃうなんてことはあまりないのでしょうが、なかには、じっくり見て選んで展示
スペースから商品を持って行ってしまう方が結構居るそうで、 面白いです。生芝生の持つ
リラックス効果なのか、ヤードセールのオープンな雰囲気だからなのか、程よく馴染んで
いい感じ。 
DVDプレーヤーからは、2009年を憶う回想映像が流れ、タグにはアンティークに
なったという設定で100個一つ一つコメントが書かれています。
こんな℃を超えた企画を、快く受け入れて下さった懐の深いMUJIとMUJIBOOKSに
心から尊敬の意を表したいと思います。感謝。
今日は、いよいよ最終日、架空のヤードセールですが(持って行っちゃうので) 品薄
気味だそうです。どうぞ最後まで楽しんで頂けますように。
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ティファニー横の入り口ショウウィンドウ
未来のヤードセールはどうなっているだろうかと思い描いた、ドローイング。
