日と月が触れ合うとき
July 24, 2009    :   Daily

私はそわそわして絵を描いていられなかった。
ネイティブアメリカンなど先人は、決してそれを祭り騒ぎ立てるようなものではなく、
ひっそりとしておくものだというので、私もその教えに則って大人しくしているつもり
だった。けれど、ザワザワして落ち着かない普通にしていられない。まるで慌てる動物
たちと同じ。そうかだから、変にならないように家で大人しくしてなければいけないの
かもしれないなと付に落ちる。
なのに、家族(母)が外からおいでー(見てごらん)と叫ぶので、目がつぶれると
慌てて直視するのをやめてもらった。

ちょっとまえ、長い東京生活から金沢に拠点を移したカエちゃんと、みんなでランチ、
Vギャルはほんと実はしっかりしていて頼もしいからすごい。美里が弱っている時、
さらっとまっすぐな声で、そのままで良いじゃんと言ってくれたカエちゃん。

山には考え事をする喫茶店も無くて途方に暮れる。この前、たくさんのそば屋がある
山村、こだわりのそば屋に行ってみた。白いそばをだす民家。。このあたり、どこも
惜しい。フランスみたいにもっと美しい、本当に美味しくてほんとうに豊かな農業地域に
なれば良いのに。帰りデザートに名物のとち餅を食べた。nuttyな美味でこれは素朴で
らしさがあって好き。そう、なんだかこだわるところにらしさを忘れている。

100Things in My Room.が出てから初めてbenlly'sへ。タカさんにサインを求められ、
田中さんには涙の制作秘話を語り、私から感謝の嵐。ここしばらく、新作に気持ちは
どっぷりシフトしていたので、久々に思い返し、ディスプレイされている本を見て
なんだか、本当に泣きそうになる。喜びを分かち合えるって本当に幸せ。
そしてちょうど、小西よう子ちゃんの個展でかわいい箸置きをいくつかお持ち帰り。
10代の頃しか知らない彼女の娘のはじめちゃん(2歳)は妖精みたい。
。。。確実に時は流れている。

皆既日蝕の時は自然災害が多かったり、いろんな事がシフトする丁度変わり目の時だと
言うけれど、
私の中にふと湧いて出た思いは、こうして山で何度も何度も絵を描いて来たけれど、
いつまでたっても絵を描くのは大好きで切ないくらいということ。
そして、切ないほどにいつも簡単ではないのです。。

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