22日、お天気良くて朝からワタリウムへ噂の島袋道浩展 美術の星の人へを見に。
入ってからずっと、笑いっぱなし。やるつもりのなかったゴルフも楽しくて真剣に
やった。配られた、オシムのコメントを「美術」に変えて読んでみる。そう、こういう
ふうに真剣に向き合っている人になかなか会えず、私はその点でいつも孤独を感じていた。
少なくとも島袋さんからは、太刀魚を光らせてる姿、自分さえ良ければいいのだという、
ありがちなMassive Ego な感じをはなく、見渡す視野の広さと、目線の高さに、私は
素直に笑って楽しんでいた。
さて、この前ロスコを見た感動を書いたけれど、その話をしたら、「 彼はprima donna
なんでしょ」って言うの。確かに、自分だけの空間が欲しいなんていうと、そう思われ
ても仕方がないかも知れないけれど、「お迎えはリムジンじゃなきゃやだ」とか、「朝は
高級なシャンパンを用意して欲しいわ」とかそういう作品に関係のないことではなく、
アーティストが展示空間についてこだわるのは当然なのだから。勘違いされやすいけれど、
大きな差。世の中の景気や情勢で世間の人はムードを鷲掴みされてしまうけれど、もっと
広い見方で遠くと近くを見られるようでいたい。日々study。
遊びに行ったNow Ideaでは、ちょうどカフェがその日からスタートして、ランタンと
ストーブのあるテラスでみんなワインを飲んでいた。私はチャイを。久しぶりに英語。
前は何もかも詰まらない気さえしたのに、なんだか、最近はいい感じで感化されること
に出会えていて面白い。そう、自分にとっての自由と表現を感じるいい機会。
20日、「 マーク・ロスコ 瞑想する絵画 」の内覧会へ行って来た。
帰って来て、ぐったりしてぼーっとして、その日はロスコのためだけの一日になった。
お昼どき、東京駅でパンとコーヒーを買ってJR総武線快速エアポートで40分ほど、
みるみるうちにあたりの植物は生き生きとして、匂いも変わる。さらに送迎バスで
20分程。そこに集まる人達はみな、同じ場所に向かうという何とも特別なtripな感じ。
ロスコはナーンにも知らなかった学生の時に見て、秒殺。ロンドンのテートモダンでは
何度も何度も見ている。今となっては「絵画」を代表する彼の作品を、敢えて見る気は
していなかった。なんだけれど、今回は、特別なのだ。
アーティストは大概、命をかけていると思う。伝わることでしか、証が得られないから。
人気や成功では、解決する事ではないから。ロスコも、そんな偉大な崇高な画家のひとり。
その彼が、
人生の終わりに近付いて、成し遂げたかった事を、成し遂げられずに終わりたくないと
切に願い、努力したけれど、病に伏せ、その実現を見ないまま彼は自ら命を絶ってしま
った。力を振り絞るアーティストの軌跡が、今回の展示で見せている生々しい手紙の
やり取りなどで、とてもよくわかる。
そして、今回、ロスコの頭の中で見ていた「 本当の空間 」が時を超えて出来うる限り
実現されている。
私は、静かなその場に佇んで、連なるキャンバスを目で追うごとに色が響いて、
オーケストラのようにガンガン鳴り響き心を振わせるのを感じ、わけも判らず感極まって
涙目になってしまった。
それは、テートモダンで見たロスコルームの迫力とは、全く違う。そう、これを見た
後では、明らかに音が足りていないと思う。晩年、画家の作品に対するPUREで誠実で
あるが故、折り合いなど付けられないところと、失望を思うと胸が苦しくなる。
感度が鈍ってる人は、サウナで汗をかくように、今回このシーグラムシリーズで、
ショックを受けた方がいいと思う。そこには、必死に、生きる人 が描かれているから。
detailはこちら
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and more mushrooms...
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古井さん、giraffeの須永さんおめでとう〜!みんなお誕生日近い近い。
ayaちゃんthank you for the party ! みなさん、どうもありがとう。
神永さんプレゼントアメちゃんカワイイ。お心使いありがとうね!感謝
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平日、お仕事帰りご来場下さった皆さん、ありがとうございました。
先月、帰省から戻り、gallery POINTに行くと、「 キノコ 」を手に、「キノコ(作品)
作る?」と古井さん。理科大好きの小学生だった私は、胞子で行き交う「菌類」に
バーバパパのような越境する生命の自由と、あらゆるものを取り込む生きる力を感じ、
大変興奮したものです。思いあまって楽しくなって没頭し、あまりに一生懸命作りました。
そんな私の「キノコ作品 」 ーすべてを取り込み生き生きとする力に変換する秘密のキノコー
: ideaドローイング
明日から3日間、表参道ヒルズスペースOにて、どうぞお見逃し無く。
最終日は私の誕生日。生き生きと、いい歳を重ねてゆきたいね。
↓detail
来週2月17日(火曜)から3日間、表参道ヒルズで行なわれる「ASOBI」にgallery POINT
の展覧会企画や、アートプロデュース・マネジメントを通じて、新しい視点を提案する、
株式会社ポイントオブビューが新プロジェクトを発表・展示します。
ファション合同展示会「rooms」の関連企画として開催されるrooms Link《渋谷サンカ区》
の1会場「表参道ヒルズ」を舞台にアッシュ・ペー・フランスの新プロジェクト「BA to
MA」が「衣食住遊美学」6つの要素をテーマにプロデュース。ポイントオブビューはその
内の「美=アート」を表現致します。お誘い合わせの上、ご来場お待ちしています。
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■開催概要
場所|表参道ヒルズ スペースオー
日時|2009年2月17日〜19日/11:00〜21:00(※最終日は18時close)
レセプショパーティー|2009年2月17日19:00〜20:30(招待状不要:一般の方も入場可)
入場|無料(一部ワークショップは有料です)
共催:表参道ヒルズ/ROOMS
企画:BAtoMA
協力:株式会社ポイントオブビュー/世田谷ものづくり学校 IID
協賛:オエノンホールディングス株式会社
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きのこコネクションとは?
ASOBIでは、EVA AT WORKに続くpovプロデュースの新企画「きのこコネクション」を
発表します。
「きのこが世界を救う。」
これは、きのこ視点のアートコレクションです。
自然界の循環の中でも、分解と再生をコネクトする重要な役割を担うきのこ。
人類創世以前の遥か昔から地球上に独自のコネクションを構築してきた彼らから教えて
もらえることは多いはず。
2009年から始まる、きのことアーティストによるコラボレーション企画。
「きのこコネクション」
企画:株式会社ポイントオブビュー/企画協力:飯沢耕太郎(きのこ文学評論家・写真評論家)
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「きのこコネクション」作品制作参加者一覧
JUNOSON(ジュンオソン)http://www.junoson.com/
さとうかよ http://www.kayotun.com/
伴美里 (ばんみさと)http://www.misatoban.com/
大竹夏紀 (おおたけなつき)http://bamboosummer.main.jp/profile.html
PINKMAN (ピンクマン)http://www.pppppinkman.com/
Ly (リイ)http://www.ly-m.net/index.html
カズモトトモミ http://www.kazmo100.com/
SASU (サス)http://sasu/www.hitozuki.com/ (HITOTZUKI) http://www.hitozuki.com/
飯沢耕太郎(イイザワコウタロウ)
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