只今開催中の展覧会_
静寂と色彩:月光のアンフラマンス
2009年10月10日(土) - 2010年1月11日(月)川村記念美術館、千葉
Exhibiton
" Stillness into Color: Inframince of Moonlight "
@ Kawamura Memorial Museum of Art (DIC Corporation)
October 10, 2009 - January 11, 2010
→English
今年も一年頑張ったねと、振り返りつつ大掃除も早いうちから着々と進め、仕事道具や
資料などいろいろ片付けていくのがこの頃の楽しみ。忙しいのだけど、新しい出会いや
再会、こんなこともあったなと、ひとつひとつ思いを留めながらいるとあっという間に
時間が経ってしまいます。これがとてもいい時間。
そして、普段は忙しくてゆっくり会えない友人に会って近況報告など、それぞれの今を
見つめたり、どんな未来に向かおうかと、いろいろ楽しくて感謝する日々が続いています。
冬至には南瓜とゆずでしたのに、冬休みに入ったとたん、ずっと引いていなかった風邪を
しっかり引いてしまいました。キルフェボンのクリスマスケーキも効き目はなく、インフ
ルエンザではないのが幸い。まだ会いたい人も居るし、やる事がまだいろいろとあるので、
今日こそ生き返るぞと思っているのですが、どうやらもうちょっとリセットが必要なよう
です。
先日、小野田賢三さんとのイベントがありました。音楽は大好きなので、大変楽しみに
していました。小野田さんは、私の作品をうけてスピーカーを放射状に設置し、円形の
演出をして下さいました。会場に聞こえる音と、私のために事前に用意されプログラム
された音は互いに聞こえ合うことはなく、私は数分間、聴いて、まるで、お茶を頂くよう
な、一期一会なことのように感じられました。
後で小野田さんが明かしてくれた、delay(遅延) というキーワードとともに、私が「記憶」
という言葉を連想し、ほんの短い間のことですが、その2つを遺しコミュニケーションは
終了しました。
小野田さんの仕掛けた親密なコミュニケーションを、会場に居合わせた方はどのように
感じられたでしょうか?
小野田さん、来年1月のスイスでの展覧会にはGuenter Mueller氏が聞き手だそうです。
ゆっくりと遅れて、リセット中の私に思いがよぎるのでありました。
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>> ただいま発売中のBT美術手帳に「静寂と色彩:月光のアンフラマンス」展が
秋元康さんのページに掲載中。ゲストは藤原ヒロシさんです。
>> event +talk
小野田賢三氏によるイベント・コンサート
聞き手: 伴 美里
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12月20日(日)13:00-13:30 / 当館エントランスホール(参加無料)
_ 14:00-15:30 担当学芸員によるギャラリートーク
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彼女だけに聞こえる音楽とは?
耳を澄ませ、音を想うとき、不思議な一体感が生まれます。
